相続手続きには下記のような書類が必要です。
①戸籍謄本類
まず、死亡した被相続人と相続人全員分の戸籍謄本類が必要とされます。特に被相続人の謄本類に関しては、出生から死亡までの謄本が必要となります。具体的には、除籍謄本・戸籍謄本・原戸籍謄本の3種類です。
相続手続きを最初から司法書士に依頼された場合には、戸籍の収集も司法書士が行います。
②遺産分割協議書
次に必要となる書類は、遺産分割協議書です。ただし、法的拘束力のある被相続人の遺言が残されている場合は、遺産分割協議書は不必要となります。(原則としては遺言に従う必要がある一方、相続人全員が遺言内容に反対し、遺言とは異なる内容での合意がなされた場合には、遺産分割協議書の作成がなされることもあります。)
遺産分割協議書は、遺産分割協議が相続人全員の合意のもとで決まらなければ作成できないため、まずは相続人同士の話し合いを優先させましょう。
③印鑑証明書
遺産を相続することになる相続人全員分の印鑑証明書が必要となります。印鑑証明書には期限が設けられているため、該当する銀行や金融機関に確認し、期限切れのものがないかどうかを把握しましょう。
④被相続人の遺産に関する書類
被相続人の遺産(主に株や不動産、銀行への預金等)についても、事前に準備書類を揃えます。株の場合は各証券会社、不動産であれば法務局や行政機関、銀行預金であれば各銀行会社へ赴いて、必要となる該当書類を手に入れます。
上記以外にも、さまざまな書類が必要となりますので、お困りの際は司法書士までお気軽にご相談ください。
司法書士法人アンジュでは、千代田区、世田谷区、大田区、杉並区などを中心に、相続放棄や遺言、相続登記に関するご相談を承っております。どのようなお悩みにも親身になってお応えいたしますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。
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