家賃滞納者への対応

これから建物や部屋を貸そうとお考えの方の中には、「家賃を滞納されてしまった場合にはどのような対応をとればいいんだろう…?」という不安を抱いておられる方がいるかもしれません。建物や部屋をお貸しになられている方には、既にこのような状況を経験されたことのある方もいるでしょうか。

どのような対応をすればよいのか、順を追ってみていきましょう

■まずは話し合いから
ひとまず話し合ってみることが重要です。もしかすると、何か事情があるかもしれません。また、訴訟手続となるとお金や時間がかかりますから、話合いで解決できるのが理想といえるでしょう。

■次は内容証明郵便
話合い以外の方法として、内容証明郵便を送る、ということが考えられます。内容証明郵便自体に何らかの法的効果があるというわけではなく、「カチッとしている文書」というくらいのものですが、それでも心理的なプレッシャーを与えることは可能です。
また、内容証明郵便を送ることは、「次は訴訟手続を行う」というメッセージのような役割も果たします。この段階で、訴訟を避けるために支払ってもらえるということも少なくありません。

■それでもダメなら、訴訟
上記の方法をとっても支払ってもらえない場合には、訴訟を提起することになるでしょう。具体的には、賃貸借契約を解除して、未払いの家賃の支払いを求めるとともに出て行ってもらうように請求するということが考えられます。司法書士は、裁判所に提出する訴状や準備書面の作成を通して、本人訴訟のサポートをすることが可能です。

司法書士法人アンジュでは、不動産の賃貸問題についてお困りの皆様のお手伝いをさせていただいております。東京都千代田区、世田谷区、大田区、杉並区をはじめとした1都3県の賃貸に関する諸問題のご相談にも対応しておりますので、詳細は当事務所までお気軽にご相談ください。